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ベルリン放送交響楽団   第1ヴァイオリン奏者   矢袋美沙


by uhland
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ミサ・ソレムニス

昨日のコンサート「ミサ・ソレムニス(荘厳ミサ)」。会場のフィルハーモニーでは満席の聴衆とともに、宇宙へ繋がるような神への賛美と祈りの歌が繰り広げられました。ソリスト達はもちろんのこと、やはり、ベルリン放送合唱団の歌声はとりわけ心にしみ込んできて素晴らしかったです。
約1時間半にわたるこの大曲。演奏するのは技術的にも集中力もなかなか大変だったけど、コンサートでは不思議な光に包まれながら、最後まで弾き終えることができました。 (ちなみに、たいていのドイツ人はこのミサ・ソレムニスで私の名前を覚えます。。。笑)

今日からは、残りのベートーヴェン・チクルスのシンフォニーの練習が始まりました。 短期間に全部のシンフォニーを演奏するって、なかなかの精神力が要求されます。
練習の後、気分転換にお散歩に行ったシャルロッテンブルグ宮殿。
まだまだ空気はひんやりなベルリンですが、やっと春らしくなってきてます!
白鳥やカモが優雅に泳いでいるのを見ながら、ホット一息。
さあ、明日からもまたがんばろう!

ミサ・ソレムニス_f0155216_6151915.jpg


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# by uhland | 2010-05-05 22:40 | コンサート

交響曲&弦楽四重奏曲

日本はゴールデンウィークですよね、いかがお過ごしですか?

さて。
ベルリン放送響のこのシーズンの目玉シリーズ☆『ベートーヴェン・チクルス』が明日から始まります。第1回は年末の第九で既に終わっており、明日はシリーズ第2回、ミサソレムニス。
そして今月末までにかけて、第6回まで行なわれます。
チクルスと言っても交響曲だけの全曲演奏じゃありません。
合唱付きの曲はもちろん、なんと!!!
弦楽四重奏まで聞けちゃうというすごいプログラミング。
前半はシンフォニー、そして後半はアルテミス弦楽四重奏団、ハーゲン四重奏団など、第一線のカルテットが聞けちゃうんです。☆(^o^)☆
こんな贅沢なプログラミングはなかなかお目にかかれませんよね。
是非、会場に足を運んでみて下さいね!お勧めです。

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# by uhland | 2010-05-03 23:40 | オーケストラ

飛ぶかな?

今日の演奏会。
ラヴェルの「スペインの時」は、豪華な歌手陣が素晴らしかったです☆
ソプラノ歌手も急遽、代役になりましたが(名前が分からない。。。ルーマニア出身の歌手さん)この方も代役とは思えないほど素晴らしかったです。
曲の終盤、歌手全員(5人)が一緒に歌う箇所は、特に良かった。楽しいオペラのでした。

明日はウィーン公演です。
アイスランドの噴火による空港閉鎖が長引いているヨーロッパ。
今日まではほぼ全便キャンセルだったそうな。
明日から開始するって情報だけど、ホントに飛ぶかなあ??
指揮者と歌のソリスト陣は、念のために備えて、今夜(今頃ですね)特別手配の車でウィーンまで移動だそうです。大変だあ。。。(><;)
とりあえずオケは明日の午前中、空港に集合だそうです。
飛行機が飛ぶか飛ばないかは、空港に着いてからのお楽しみ。
ウィーン、行けるといいな。。

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# by uhland | 2010-04-20 23:31 | オーケストラ

代役

昨日から次のプログラムのリハが始まっています。
ヤノフスキー氏での”フランス音楽”プログラムだったはずなんですが、彼は突然の病気でキャンセル。急遽、代役の指揮者が登場しています。ヤノフスキー氏がコンサートをキャンセルするのは、珍しいこと。早い回復を祈ります。(カゼによる高熱だそうです。。)

代役に抜てきされたのは、Julian Salemkur という指揮者。
指揮を振り出すと、バレンボイムに似てるなあ、、という印象。
話を聞けば、彼はバレンボイムのアシスタントで、以前にもバレンボイムが急病でキャンセルした時に代役としてデビューを果たした実力派の方だそうです。

それにしても今回のプログラムはなかなか難しい演目。
ラヴェルのオペラ「スペインの時」をすぐに振れるのはスゴイです。
もう1曲のショーソンの交響曲は、彼も初めての曲だそうですが、昨日の朝一番のミラノからフライトの中で楽譜を見て勉強したそうな。。。。
それにしてはいろんな音がよく聞こえるらしく、かなり細かい指示を出していました。きっとすごい能力の指揮者さんなんでしょうね。
どんなコンサートに仕上がるか楽しみです。
Salemkur さんは、来シーズンのベルリンの州立国立歌劇場でのオペラ公演も決まっているそうです。

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# by uhland | 2010-04-16 22:08 | オーケストラ

Lange Nacht der Opern und Theater

昨日の夜、「Lange Nacht der Opern und Theater」と言うイヴェントに行ってきました。
『ロングナイト・オペラ&劇場』と言う意味になりますが、名前の通り、夕方18時頃から始まって夜中の24時までベルリン内のオペラハウスと劇場が見放題!!という特別企画。
第2回目らしいけど、私は今回が知ったのは初めてでした。
しかもチケットは大人一人15ユーロ。更にはベルリンの交通網に全て乗り放題!
嬉しくなって出かけて行きました。(^o^)
かなりの選択肢の中からチョイスして観たのは、ベルリン州立歌劇場のワーグナーのオペラ・アリアからと、Maxim Gorki劇場の喜劇、そしてコンツェルトハウスでのマラホーフ・バレエ団による演技。(写真はベルリン州立歌劇場)
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座席も自由席で、どこの劇場ももちろん満席。
それぞれの催しは約30分ずつくらいになっていて、本当に可能なかぎりベルリンの劇場をはしごできます。クオリティーの高い”カルチャー入門”とでも言えそうな感じでした。
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こちらはコンツェルトハウス。普段はクラシックの演奏会が行なわれる場所でバレエを観るのはちょっと不思議な感じ。
普段のバレエの舞台では見れない、ダンサー達の”稽古”の風景が見られました。
マラホーフの冗談まじりの解説も面白かった!

時間が許すかぎり、もっといろいろ見たかったな。。。すごく興味深かったです。
文化の秋ならぬ、文化の春を体験した一夜 in Berlinでした。

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# by uhland | 2010-04-11 23:25 | 日々の生活